吸音と遮音の違いって何ですか?
吸音は、自分の出した音が自分にどのくらい戻って来ないかを表したもので、隣の部屋のことは一切考慮されていません。
一方遮音は、自分の出した音が隣の部屋へどのくらい伝わらないかを表したもので自分のいる部屋のことは考慮されていません。
このような事から部屋の音環境は吸音と遮音を組合せて考えることになります。
吸音に適した材料は、表面がツルツルでなく隙間だらけのもの(スポンジ、グラスウール等)です。また自分の出した音がすぐ自分に戻らないよう部屋の壁、天井をデコボコにして色々な所にぶつかって長い距離を通った後、自分に戻るように工夫するのも一法です。
遮音に適した材料は、重いもの(比重の大きいもの)に尽きますが、音の伝わり方 には二通りあって空気で伝わるものと振動として伝わるものです。空気で伝わる音は、 部屋のあらゆる隙間を少なくすること(防音扉、目張り)で防ぎます。
『月刊ぷらざ2002年8月号掲載』回答: 松村和雄(JIA会員)
6 月 13, 2005 カテゴリー: 音 | Permalink
この記事へのコメントは終了しました。
コメント